2Aug
「丹田」が発達していると、体の中心が定まるだけでなく、精神的な動揺もしづらくなります。
昔の人の驚くべきエピソードをシェアします。
昔と今と、身体感覚の違い
先日、友人と話していたときのこと。
ふとしたことから、
「日本人の体の使い方は、昔は今とずいぶん違っていた」という話に。
昔の日本人は「ナンバ歩き」をしていたというのは今や有名な話になりましたが、
(普段は、ナンバ(つまり歩くときに同側の手足を一緒に出す)というより、手を振らずに歩いていたのだという話も。
あと、職業によっても歩き方が違っていたようですね)
昔の日本人は「丹田」が発達していたので、
今の人たちに「”ワタシ”って指さして下さい」というと、大抵が「顔(鼻のあたり)」や「胸」を指差すけれど、
江戸時代の人たちに「”ワタシ”って指さして下さい」というと、「私はここに決まっているじゃないか」と下腹部(丹田)を指さしたというエピソードも。
「今は重心が上がってしまっているけれど、
昔は体の中心がキッチリと丹田にまとまっていた人が多かったみたいですねー」とか、
「そういえば、昔の志士たちの写真を見ても、重心は下だよね!」なんて話でマニアックに盛り上がっていました。
その後に、おもしろいエピソードを思い出しましたのでシェアさせて頂きますね♪
【丹田についてはこちらもどうぞ♪】
→ 腹式呼吸で丹田を意識する。実行力がついて心も安定する全身リフレッシュ法で、目の疲れも取れやすく
動揺しない人のはなし
丹田を充実させる方法を探求した、肥田春充(ひだはるみつ)氏という方がいらっしゃいました。
聞くところによると、その方は、戦時中に ”危険思想の持ち主だ” とみられて逮捕されそうになって、
何人もの警官の方に体を固定された時、
フッと丹田に気合を込めたら、警官の方々が「うわーっ」と吹き飛んでしまったとか。
本当だとしたら、すごいお話ですよねっ。
その肥田氏は、とても病弱な少年時代を過ごしたが故に、独自の研究で身体を一から変えていったのだそうですが、
後年は、丹田があまりにも充実しているため、不安や恐怖といった感情を抱くことができなかったそうです。
丹田がキッチリすると、心の重心もピタッと定まった感じで、ぶれないというか、
そこまで極めると、もはや「ぶれることができない」境地になってしまうのでしょうね。。
もうひとつのエピソード。
明治維新の頃に活躍された西郷どん(西郷隆盛氏)。
ある日、なみなみと水を湛えた重い容器を運んでいたところ、仲間たちが「西郷どんを驚かせてやろう」と企んだ。
長い廊下の曲がり角を曲がった直後に隠れていて、突然「わっ!」と脅かす!
そして何が起こったか…
西郷どんは、重い重い容器を、水をこぼさないようソロソロと丁寧に廊下に置いてから、「あぁ、驚いたなぁ」と言ったそうです。
冷静に容器を置けるなら驚いていないじゃないか! と突っ込みたくなるのですが、
西郷どんにとっての「驚き」って、私たちが感じるような「動揺」ではなかったのですね。。
これも、丹田力のなせる技だなぁと感心してしまいます。
頭や目の疲れを取ると、重心が下がりやすくなる
そんな身体感覚を持って過ごせたら、きっと何があっても心は凪いで穏やかなのだろうな…。
そして、そこまできっちり下腹(丹田)に意識があった彼らは、気が上がるということもなく、
きっと、「目の疲れ」とは無縁であったのではないかと思います。
いつも頭を使っていたり、目の疲れがあると、重心は上にあがりやすい。
それは、日本人がもともと持っている「体」の使い方としては、不利なもののはず。
丹田を意識して過ごすのもよいのですが、
【参考記事】
→ とっさの時も動揺しないための秘訣とは? 鍵は◯◯と丹田、そして普段の目の疲れ解消も!
今はあまりにも目や頭を使うことが多すぎるので、
まずは目の疲れを取って、頭を休めて、
頭で体に命令するモードから少し外れて、
重心が下に降りやすくなるところから始めたいと思いました。
●まずはこれだけ知っておきたい! 目の疲れ解消法ベスト9をまとめました
●肩こり、首こり、腕の痛み…。目の疲れに関係する「5つの辛さ」の解消法をまとめました
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