11Jun
「梅雨=だるい」。
あなたの中にそんな方程式があるとしたら、今年はそれを解消するチャンスです。
今回は、梅雨のだるさ解消に効果的な体操を取り上げます。
梅雨入りした関東地方。
昨日は5月のような比較的爽やかな東京でした。
「今日から梅雨」なんていうのは所詮人間の決めた線引きですから、梅雨に入ったとたんに雨ばかりという訳でもなく、季節はそれ自体の流れで自然に移ろっていくものですね。
とはいえ今日と明日は雲が多くて雨も降るような天気。
徐々に空気の粘り気が増しているのを感じます。
湿気が多いとだるさを感じることも多くなりがち。
今日はそういう場合の対応をまとめてみました。
だるい時、体の中はどうなっているのか? 東洋医学チックに少し考えてみた
東洋医学では、体を見る時に「虚」「実」という概念を用います。
こうした概念は、「どういう視点で用いるか」で意味が違ってくるのですが、とてもざっくり言ってしまえば、「虚」は体の中のなんらかのエネルギーが不足している時、「実」は余剰しているとき、と言えるでしょう。
湿気が多いときは、外界に水分が多いので、体内の水分もさばきづらい状況であると考えられます。
そうしたとき、体内のエネルギーや水分を巡らせるエネルギーが不足している「虚」の状態では、滞りが起きやすいですし、
また、体の中にもともとエネルギーや水分の余剰がある「実」の状態でも、滞りが起きやすい。
体の中の滞りがあると、それが「だるさ」として感じられる。
とくに、現代に生きる私たちは、椅子の生活で、地面より高いところにいることが多いので、足など末端部のだるさとして現れやすい。
ーーだいたいそんなような構造があると捉えると、「ではどうしたらよいのか?」も捉えやすいのではないでしょうか。
足がだるい時の手っ取り早い解消法
整体の考え方では、体の中の巡りをよくするために、肝臓のケアをしたり、
→ 湿気が強くなる前の「今」の時期に、肝臓のケアをして「体の疲れの断捨離」を! 目の疲れも回復しやすくなります
汗を出しやすくするケアをする方法がありますが、
→ この梅雨は、体がだるい原因にアプローチ! 目の疲れもスッキリ解消しやすくなります
もうひとつ、超簡単なだるさ解消法があります。
椅子生活をしていて、足が下の方にあるから、(体の中の「巡り力」が落ちると)停滞してしまうというのであれば、足が下にないようにしてしまえば良い訳ですね!
ーーということで、単純にこれです!
足を上に上げる
バリエーションとしては、まず、
椅子の背もたれにもたれかかって、足を机に乗せる姿勢。
これから夏にかけて、特に体力がない場合のだるさにとても有効です。
(お行儀が悪いので、オフィスではしづらいかもしれませんが。笑)
ふたつめ、
もう少し高く上げる方法としては、
「壁に沿って、足を垂直に上げる」というのがあります。
床に寝転んで、お尻が壁際にくるようにして、足を垂直に上げて壁に支えてもらうわけです。
そのまま1〜2分、リラックスして呼吸しているだけで、だるさがかなり改善していきます!
自分で足を高く保っていなくて良いので、楽々簡単♪ ですネ。
やる気がある時には断然こちらがおススメ!
上に書いたものは、気持ちのハードルが低いので、気分が落ちている時でも行いやすいのが良いところですが、
気持ちはわりと元気! 体を動かす元気もある! という場合は、ランクアップしたこちらの体操が断然おススメです。
(「 若返り体操」とも 言われているそうですヨ)
床に仰向けに寝て、
今度は、壁を使わず、自分で足を垂直に上げます。
足だけでなく、手も垂直に上げます。
体は地面に横たわり、両手両足が地面から垂直に伸びている状態になりますね。
体が緊張しやすい体勢ですが、この姿勢を保ったままでできるだけリラックスします。
そして、両手両足を「細かく振動」させます!
(手足を振るわけですが、大きな動きではなく、「微振動」程度に揺らします)
この姿勢が辛かったら無理せずに。
辛くなければ、1〜2分行ってみましょう。
(心臓に疾患のある方は行わない方がよいです)
手や足を心臓より高く上げて振るのは、手足の血流を良くする秘訣なのです。
心臓が強くなるとも言われています。
足腰の筋肉もつきます。
表層筋を鍛えることは整体的にはおススメできないですが(これについては機会があったらまた書きますね!)、微振動なら、表面の筋肉でなく「インナーマッスル」にアプローチできちゃう♪
手足の血の巡りが良くなると、体全体のだるさも解消しますし、頭もスッキリして、視界も明るくなりますよ。
昨日、この「手足を上げて振る」体操をふと思い出したので、夜にやってみたのです。
そんなに足がだるい自覚はなかったのですが、行ったあとはとてもスッキリ感があって、目もパッチリ開きました。
やはり、この季節に巡りをよくするのは大事なことだなーと実感。
少しでもだるさを感じた時には、ぜひトライしてみて下さいね!
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