31May
今回は、私が昨日試して改めて効果を実感した目の周りのツボをご紹介しますね。
パソコンやスマホの目の疲れを回復させたい時、ツボをいくつか知っておくとその時々に合わせて使えるのでとても便利です。
簡単で美味しい料理のレパートリーを持っているようなものですね。
…ということで、力強い味方「清明(せいめい)」「攢竹(さんちく)」の登場です。
(多分誰の役にも立たない、私がツボの名前を歌って覚えた話もご紹介します♪)
目頭のツボ、清明(せいめい)は、目の疲れ解消にピッタリのツボ
試しに一般的な写真素材サイト様ふたつで「目の疲れ」「眼精疲労」と検索したところ、こんな写真が出てきました。
(どちらの言葉でも結果は同じでした。)
目の疲れや眼精疲労というと、こういうイメージを持つ方が多いということなのだと思います。
そして、まさしくここが「清明」というツボなのです!
清明は、「内眼角」つまり目頭にあり、
その名のとおり、”ここを押さえると、視野が清く明るくなる” というツボです。
目が疲れているときにここを押さえると、「この場所がこんなに硬くなっているのか!」というイタキモ感を味わうことができます。
押さえてみて「痛みがある」ということは、「ここを通して改善できますよ」という体からのサインなので、じーっと押さえているだけで目の疲れも解消していきやすいのです。
清明の押さえ方
上記の写真のように、親指と人差し指でつまむようにして押さえてもよいですし、
慣れてきたら、左手と右手の中指で、左右から挟み込むように押さえると、「中の硬いところ」をよりピンポイントで狙うように角度を調整することができます。
いずれにしても、一番大切なのは、
じわーっと気持ち良く押さえること。
ぐいぐいと押し込むような押さえ方では、ツボもかわいそうですし、せっかくの効果も半減です。
目の上の骨にある「攢竹(さんちく)」は、頭にもアプローチできるツボ
続いてご紹介する「攢竹」。
ツボの名前は、特に覚えておかなくても良いかと思います!
ちょっと難しい字を使っている名前ですしね。
ですがこの「攢竹」、実はすでに別の形でご紹介済みなのです。
度々アップしている「目の3点セット」の中の二番目、「目の上の骨」にアプローチするケアで押さえるポイントの中に入っています。
→ 「目の上の骨」を刺激して、目の疲れが取れるだけでなく、美顔効果も期待できるスペシャルケア 〜目の3点セット・その2〜
場所は、目頭(清明)の上、眉毛の一番内側。
この赤い点のあたりです。
目の疲れがたまると、頭の骨(ここでいう「目の上の骨」とは、つまり前頭骨という頭の骨なのです)が落っこちて(下がって)きて、
目がどよーんとしてしまいます。
そういう時にこの「攢竹」を使うと、目がパチッ☆ と開くようになりますよ♪
ちなみに、目のケアとしてまずはこれがおススメな「目の3点セット」はこちらからどうぞ♪
・耳を使って目の疲れにアプローチ。首までスッキリゆるみます 〜目の3点セット・その1〜
・「目の上の骨」を刺激して、目の疲れが取れるだけでなく、美顔効果も期待できるスペシャルケア 〜目の3点セット・その2〜
攢竹の押さえ方
「目の上の骨」を軽く押し上げるような角度で(つまりは頭方向に)、じーっと押さえます。
これも「清明」と同様(というかほとんどどの場所でもそうだと思いますが)、「気持ち良く」押さえることが大切なポイント。
心を静めて、ゆったりと「じわーっと」押さえると、変化も早いです。
目の疲れが溜まって、ここだけでは対処しづらい時や、目をもっとパッチリさせたい時、目尻のシワにもアプローチしたい時は、
そのまま手を滑らせるようにして、目の上の骨を外側に向かって押さえて、最後はこめかみを軽く押し上げるのがおススメです。
→ 「目の上の骨」を刺激して、目の疲れが取れるだけでなく、美顔効果も期待できるスペシャルケア 〜目の3点セット・その2〜
使い分けや効用は特に考えなくてOK!
場所から考えると、
「清明」はダイレクトに目へのアプローチ、
「攢竹」は頭にもアプローチできる(ツボの効用としては「前頭痛」も挙げられています)、
ーーという感じですが、
あまりそこは気にしなくて良いかと思います。
というか、目の周りのツボだったら、どれも目に関係するのは当たり前なので、「ここ!」とピンときたところを使ってあげたらそれで良いと思います。
ツボに触れてみて、「イタキモ」だったり、「あぁ、ここはじーっと押さえたい!」という感じがあったら、
そのツボが、今の体からあなたへ「私、使えますよ♪」というメッセージを送っているということ。
それをキャッチして、押さえてあげれば良いのです。
私は昨日、目の疲れとともにこのあたりのエリアが張っている感じがあったので、
「清明」と「攢竹」を両方とも押さえたら、目の疲れも回復して、ずいぶん視界がクリアになりました!
おまけ。ツボは歌って覚える!?
そんなわけで、ツボの名前は別に覚える必要はないと思うのですが、鍼灸師の勉強をする時にはそうもいきません。
私は14年前に鍼灸師の資格をとりまして、その前は3年間、鍼灸学校に通っていました。
最初はツボの名前を覚えるのがもう大変!
なにしろ、WHOの規定のツボだけでも365個あるのですからねっ。
ところが、ひょんな拍子に、一学年上の先輩が、いろいろな歌の替え歌で「ツボ覚えの歌」を作っているということを聞きまして。
友人とふたり、ラジカセを持って突撃取材に行きました。
「あの〜、◯◯さん、ツボの歌を歌ってください! ダビングして皆で覚えたいので…」
突然の無謀なお願い、そしてお礼は確か缶ジュース2本という安さ…(^_^;;
それでも快くOKして頂き、クラスの友人皆でツボを歌って覚えたのでした。
おかげであまり苦労もなく、先輩には心から感謝です!
ちなみに、「清明」「攢竹」は、「足の太陽膀胱経」という経絡の最初の二つのツボで、先輩の歌は「マイムマイム」のメロディーでした。
♪タッタッタララ〜タッタッターラータッタッターララタッタッタ〜 という平坦なメロディーにあわせて、
♪せいめいさんちくきょくさーごーしょーしょうこうつうてんらっきゃくぎょくちん… と呪文のように。。。
正直なところ、これは替え歌というにはちょっと苦しいかな?? という感じで、この経絡だけは歌では覚えづらかったです。笑
…ということで、誰の役にも立たないオマケのお話でした♪
以前ご紹介した、目の疲れを取るツボ「風池(ふうち)」についてはこちらをご覧ください。
→ 目の疲れケアをパワーアップ! 有名なツボ「風池」はこうして使いましょう
目の疲れを軽くして、今日もよい1日を☆
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