1Oct
食欲の秋!
美味しいものが多くて食が進みやすい季節です。
でもその食欲、もしかしたらセーブした方が自然なものかもしれません。
季節と体と食欲の興味深い関係をレポートさせて頂きます。
天高く馬肥ゆる秋、けれど…
秋が日に日に深まっていきますね。
今日は雨も降りましたが、晴れると日中は鮮やかな陽光がまぶしく、少し汗ばむような時もあり。
でも、風は完全に秋で涼しい!
湿度が低く爽やかな気候になってきています。
(今年は空気が乾くのが早いような…)
そして空が高くなってきましたね!
「天高く馬肥ゆる秋」と言いますが、やはり夏よりずいぶん天が高くなっていくのだなぁと思って見上げています。
馬だけでなく、人も肥えるのが秋だと言われていますね。
秋といえば、読書の秋も芸術の秋もあるけれど、何よりも食欲の秋!
秋は実りの季節。栗に秋刀魚に、季節の美味しいものもたくさんある時期です。
ついつい食べ過ぎてしまいやすいですよね。
でも、量をたくさん食べたくなるとしたら、それは本当に「ただ美味しいものが多いから」というだけなのでしょうか?
一度チェックしてみる必要があるのが今の季節なのです。
名人たちの観察によると…
整体では、感覚が研ぎ澄まされた名人たちが、その「指」で多くの人の体を詳細に観察した結果、
「こういう人は、こんな時にこういう変化を起こす」とか、
「季節の移り変わりとともに、体はこう変わっていく」という智恵が、多く残されています。
昔の名人の方って、今の感覚では「それ、冗談でしょう!?」と言いたくなるような鋭い感覚の持ち主がたくさんいらしたようですね。
私も整体や鍼灸を学びながら、「それはマンガなのでは?」と思うような実在の人のエピソードをいろいろ聞きましたよ。
(脈を診ただけで「お昼にうどん食べたでしょう」と分かってしまう人とか…(^_^;; )
昔は機械も発達していなかったですし、医療でも何でも「感覚」に頼って行われていたから、
ものすごいレベルで感覚を研ぎ澄ました方が輩出されやすかったのかもしれません。
整体を創った野口晴哉先生も、背骨にちょっと触れただけでその人の「全て」を読み取ったと言われている方なので、様々なエピソードが残されています。
たとえば、
床に針を置いて、その上に毛氈(布だったかも)を敷いて、その上からちょっと触れて「どういう向きで針があって、どちらが針の頭か」をごく簡単に判別できたとか。
しかもそれは手で触れたのではなく、「スリッパを履いた足で」触れて即座に判ったというから驚きです!
そして「どうして分かるのですか?」と聞かれて、「なぜ(君たちは)分からないんだ」と。。(^_^;;)
ものすごい感受性ですよね〜(@_@)!
人間の感覚は、磨けばそこまで研ぎ澄まされる可能性があるのだなぁと感心しきりです。
そうした感覚を持った方が、指で数多の人々の体に触れて得た「感覚的な観察結果」をまとめたものが、今も遺されているわけです。
現代医学とは必ずしも同じ視点で観ていない部分もあると思いますが、「生きている人間」にフォーカスする上で、とても役に立つし興味深いとyukiは思っています。
そうした観察の結果が、「秋は捻れる。そのために過剰な食欲が出る」ということなのです。
ちょっと専門的な話になりますが…
それではどういう構造でそうなっていると観ているのか!? と、ご興味のある方もいらっしゃるかもしれません。
ここでちょっと「こんな観方なんだ」という説明にトライしてみますね。
(ここは読み飛ばして頂いても大丈夫です!)
私たちの体は、夏は「汗」によって様々なものを排泄(デトックス)していますが、
涼しくなってくると、汗が出なくなり、
その分、泌尿器(尿)を通しての排泄が活発な季節になっていきます。
(だから、秋は泌尿器が活発になる季節!)
【参考記事】夏の汗についてはこちらをご覧下さい
→ どんなサプリより「汗」が効く。暑い夏こそお風呂でデトックス! 体も軽く目の疲れも解消
同時に、以前から何度か書いていますように、
秋になると、寒暖の差が激しくなりますので、明け方に「冷え」の影響を受けやすくなります。
そして、体の片側だけが縮んで、体が捻れてきます。
【参考記事】冷えと捻れについては、こちらで詳しく書いています
→ だんだん冷えてくる秋、脇腹から体を整えよう! 体と心の捻じれが取れて、目の疲れにも好循環が!?
少し専門的な話になりますが、体の「捻れ」に関係するのは、腰の真ん中の骨(腰椎3番)。
腰の真ん中の骨は、肋骨からも骨盤からも離れているため、「捻る」という動作が自由にできる場所なのです。
そして、腰の真ん中は、泌尿器に関係が深い場所。
そのため、ただでさえ秋になって泌尿器が活発になっているところに、
冷えの影響を受けすぎて、体が過剰に捻れると、泌尿器に負担がかかりすぎてしまいます。
それをカバーするために、
体としては、腰だけでなく、もっと上の方まで捻れることで対処しようとするのですが、
それが胃酸に関係する場所にまで及ぶと(胸椎5-6番)、
胃酸が過剰に分泌されて、食欲が増えてしまうというわけなのです。
言葉を換えれば、
冷えの影響を受けすぎて体が捻れたままだと腎臓がくたびれてしまい、
腎臓で処理しきれない尿酸が胃酸に化けるために、胃酸過多→食欲増進になると言われています。
体が捻れると、無駄に(!)食べすぎてしまうだけでなく、
心も捻れて頑固になったり、
感受性も鈍りやすかったり、
あまり良いことはないのですね。。
結局、どうしたら良いのか!?
そんな理屈はさておき、ではどうしたらいいのか!? というと、それは話が簡単で、
冷えや捻れの影響を取れば良いのですね。
朝の足湯や入浴で冷えに対処したり、
→ 冷えの影響を一番受けるのは「真冬」ではなく「秋」だということを知っていましたか? 冷えを解消すると、一日のやる気も行動力も即アップ!
捻れを取る簡単な方法を行うのも有効です。
→ だんだん冷えてくる秋、脇腹から体を整えよう! 体と心の捻じれが取れて、目の疲れにも好循環が!?
→ 秋、冷えによる体の影響を開脚ストレッチで解消! 体の巡りをよくしてスッキリした目と頭で過ごしましょう
(捻れを取るのに良い方法はもう少しあるので、今後またアップしていきますね!)
また、意外なところでは「足の裏を冷やさない」ということも大切なポイント!
足の裏は、腎臓に直結しているような場所ですから、
足の裏を冷やすと腎臓に負担がかかって、過剰な食欲につながることも多いのです。
だから、足湯を活用しながら、靴下やスリッパをうまく使って、足を冷やさないようにしたいものですね♪
(裸足で床をペタペタ歩くのは避けたほうが無難です。)
そして…
秋の季節とは直接関係がないのですが、
経験的に、目の疲れが取れずに目が緊張していても、食べすぎてしまうことがよくあります。
特に甘いもの!
甘みは体をゆるめる働きをしますから、過剰な緊張があると、甘みが欲しくなってしまうのでしょうね。
(そして、お砂糖が入ったものをいつも取っていると、中毒的に止められなくなるという悪循環も。)
yukiはセラピストの仕事をしている時は、食事の回数も少なく、1日1食で十分満足できることも多いのですが、
一日中パソコン仕事をしている時は、無駄にちょこちょこ食べてしまいますねー。
あぁ目の緊張のせいで無駄に食べてしまった… と反省することがよくあります。(^_^;;
今年は冷えや捻れを解消しつつ、目の疲れも取って、
食べ過ぎない秋を目指したいと思います!
目の疲れ解消法を知りたい方は、まずはこちらをどうぞ♪
まずはこれだけ知っておきたい! 目の疲れ解消法ベスト9をまとめました
今日も最後までお読み下さいまして、ありがとうございました(^_^)
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